2010年5月1日土曜日

頻尿の治療法

頻尿は高齢になると増えてくるといわれ、あまり人に相談できず悩んでいる人も多いといわれます。頻尿とはどんな状態をいうのでしょうか。正常な人のトイレの回数は、昼間が7回以下、夜間が0回です。トイレへ昼間8~9回、夜間1回行く人は、頻尿の疑いがあります。昼間10回以上、夜間2回以上トイレへ行く人は頻尿といえます。

頻尿の原因のトップは男性・女性とも「過活動膀胱」です。過活動膀胱の状態になると頻尿と尿意切迫感という症状が出ます。過活動膀胱の人は40歳以上で12%、約800万人とも言われます。過活動膀胱は、老化、神経障害、脳梗塞、前立腺肥大症、ホルモンバランスの崩れなどが原因で起きます。頻尿はこのほかに、前立腺肥大症・前立腺がん、膀胱炎、腎臓や心臓の機能の低下、精神的な原因からも起こります。

頻尿の治療法としては、まず頻尿の基礎疾患といわれている病気があればそれをしっかり治すか、その病気をコントロールすることが大事です。次に夕食を少し早めに摂り、寝るまでの間に水分をあまり摂り過ぎないようにします。これでも効果がないようであれば専門医の治療を受けることをお勧めします。

頻尿の予防法としては、まず膀胱炎による頻尿に罹らないようにするため、水、お茶などの水分を普段から多めに飲むようにして、排尿は我慢しないようにしましょう。神経性頻尿は、膀胱に異常がないのに尿意を気にしすぎることが原因ですので、排尿回数に無関心になることが予防法です。糖尿病や脳梗塞などからくる神経因性膀胱による頻尿の予防は、その原因になる病気を予防することが大事です。


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